TOP

道後REBORNプロジェクト

道後温泉本館 保存修理工事観光資源化事業(2018年~2021年8月)

道後温泉と手塚治虫先生の名作「火の鳥」がコラボレーション!

事業概要

 

2019年(平成31年)1月から、築125年を迎えた道後温泉本館では、営業しながらの保存修理工事のために、手塚治虫のライフワークといえる「火の鳥」とコラボレーションした「道後REBORNプロジェクト」を実施。「再生」をテーマに、オリジナルアニメやプロジェクションマッピングなどで本館工事期間中ならではの魅力を国の内外に発信しています。
時代の転換期に姿を現す火の鳥が、時空を超え、道後温泉を守り継ごうとする多くの人々の想いを現代に伝えるコンセプトです。

保存修理工事とは?

道後温泉本館を次の世代に大切に受け継ぐため、重要文化財の公衆浴場では全国で初めて、営業を続けながら、令和6年末の完了を目指し、保存修理工事を行っています。その期間でしか実現できないプレミアムなコンテンツで演出し、国内はもちろん海外にも道後温泉本館の文化的、歴史的意義を伝えています。

  • 道後温泉本館北側でのプロジェクションマッピング上映

  • ウォールアートパネル

  • 道後REBORN in 銀座三越にて(松山市長野志克仁様、手塚プロダクション取締役手塚るみ子様、水樹奈々様)

     

  • 火の鳥オリジナル日除け幕

  • 道後温泉本館ラッピングアート発表会にて(友近様)

  • 道後温泉本館北側でのプロジェクションマッピング上映

  • ウォールアートパネル

  • 道後REBORN in 銀座三越にて(松山市長野志克仁様、手塚プロダクション取締役手塚るみ子様、水樹奈々様)

     

  • 火の鳥オリジナル日除け幕

  • 道後温泉本館ラッピングアート発表会にて(友近様)

オリジナルアニメーション「火の鳥”道後温泉編”」

道後温泉と「火の鳥」コラボレーション事業のメインコンテンツとして、手塚プロダクション制作による道後温泉を舞台にしたオリジナルアニメーション

「火の鳥”道後温泉編”」全3話を制作いたしました。

2019年5月24日公開のアニメーション「火の鳥“道後温泉編”」プロローグ~第1話「聖徳太子、来浴」、2020年2月1日公開の第2話「子規と漱石」に続き、完結編となる第3話「そして、未来へ」は2020年11月20日にYoutubeにて公開されました。

神話時代の道後温泉の守り神である大国主(おおくにぬし)と少彦名(すくなひこな)の「玉の石伝説」を題材にしたプロローグ「大国主と少彦名」。飛鳥時代の聖徳太子が道後温泉を訪れた伝説を題材にした第1話「聖徳太子、来浴」。明治時代を舞台に初代道後湯之町町長・伊佐庭如矢(いさにわゆきや)、正岡子規、夏目漱石らが登場する第2話「子規と漱石」と、時代を追ってストーリーを紡いできた火の鳥“道後温泉編”。3部作の完結編である第3話は、道後に生まれ、全国各地を遊行、お札を配る「賦算」や「踊り念仏」で知られる時宗の開祖「一遍上人」をキーマンに、鎌倉時代から現代、未来へとファンタジックなストーリーが展開します。メイン声優には水樹奈々(火の鳥役)、三森すずこ、つるの剛士らを起用し、2020年9月には1話、2話合計の再生数が100万回を突破するなど大きな反響がありました。

工事見学会

保存修理工事中の道後温泉本館の内部を、工事関係者の解説付きで1時間ほどで回ることのできる工事見学会。令和元年度にスタートした工事見学会は、毎回抽選となる人気と参加者の高い満足度で非常に好評を博したイベントとなりました。令和2年度はコロナ禍対応のため参加者を愛媛県内在住者のみとしましたが計5回を実施し300名以上の方が参加、重要文化財としての道後温泉本館の魅力を発信することができました。

各種受賞

・令和3年1月29日  オリジナルアニメーション「火の鳥“道後温泉編”」
「四国コンテンツ映像フェスタ2020」最優秀賞受賞
・令和3年2月10日  道後REBORNプロジェクト
「スポーツ文化ツーリズムアワード2020 文化ツーリズム賞」受賞